くまのまえファミリークリニック 病院ブログ

胃カメラ・大腸カメラができるくまのまえファミリークリニックのブログです

健診異常(肝機能異常編)

今回は、健診で肝機能異常として指摘されるγ-GTについてお話します。以前はγGTPと呼ばれており、こちらのほうが馴染みがあるかもしれません。

γ-GT(ガンマ・グルタミル・トランスフェラーゼ)は肝臓や腎臓の細胞でアミノ酸代謝に関わる酵素です。血液で調べられるγ-GTは肝臓の細胞から血液へと流れ出た量を測ります。γ-GTはアルコール摂取に敏感に反応し、肝臓で作られる量が増加するため、血液検査の値が高くなります。このためアルコールによる肝臓の障害の指標として重要になります。その他、胆道結石症などにより肝臓で作られる胆汁が腸管へスムーズに排出されないときにも血液中の値が増加します。

γ-GTが高値の際に考えられる病気で多いのがアルコール性の肝障害(アルコール性肝炎、アルコール性脂肪肝、アルコール性肝硬変)です。その他に、急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肝がん、胆石症、胆道結石症や膵臓がんなどでも異常となることがあります。薬の服用に反応して値が高くなることもあります。また、健康のためにサプリメントや生薬・漢方薬などを服用することで肝機能異常の原因となるケースもあるため、注意が必要です。

当院では、血液検査の値を総合的に判断(問診、追加の採血、検査など)することで、肝機能異常の原因が何であるのかを診断させて頂きます。

健診で肝機能異常を指摘された方は当院にお越し下さい。

新型コロナワクチン接種が始まりました

5月24日よりファイザー社製の新型コロナワクチンの接種を開始しました。

当院は基本型接種施設として、多くの方にワクチン接種を行う予定です。ワクチンは充分に配給されており、1週間以内の予約も可能です。来週は夕診枠に余裕があります。

特効薬が開発されていない今、ワクチン接種がコロナ収束への近道と考えています。早めの接種をご希望の方はぜひ当院をご利用ください。連絡お待ちしております。

胃粘膜下腫瘍

今回は、胃がん検診で指摘されることがある、胃粘膜下腫瘍についてお話します。

胃粘膜下腫瘍は、病変が胃粘膜の下(胃壁の中)に存在します。表面が正常な胃粘膜に覆われ、胃の中になだらかに突出しています。胃の表面に腫瘍の一部が顔をだしていることもあります。胃粘膜下腫瘍は、良性から治療を要する悪性の病変まで、さまざまです。

最も頻度の高い胃粘膜下腫瘍はGIST(消化管間質腫瘍)と呼ばれる病変です。その他に、平滑筋腫や神経鞘腫、脂肪腫、嚢胞、迷入膵などがあります。

GISTの腫瘍細胞は、消化管の運動に関与しているカハール介在細胞由来です。c-kit遺伝子の突然変異によるKIT蛋白の異常により、細胞が異常増殖を起こします。

大まかな目安として、2cmまでの腫瘍は年に1~2回の胃カメラで経過を見ます。2cmより大きくなってきた場合は精密検査(CT、超音波内視鏡検査など)が必要になります。

胃がん検診で胃粘膜下腫瘍を指摘された方は、当院でフォローさせていただきます。まずは診察にお越し下さい。

新型コロナワクチンが配給されました

待ちに待った新型コロナワクチンが当院にも届きました。予定通り5月24日(月)より接種を開始します。4月末までにお問い合わせ頂いた方には順次連絡しておりますが、人数も多く、すべての方への連絡が終了していません。定期診察当日に接種していただく可能性もありますので、お問い合わせいただいた方は問診票や接種券などを持参していただければ幸いです。

当院スタッフは5月19日(水)に2回目のワクチン接種を終えました。5月20日(木)はスタッフの体調を考慮し、臨時休診とさせていただきました。当院スタッフ15人[男:女 1:14、平均年齢 44.9(35-67 )才]における翌日の副反応と思われる症状の頻度は、①接種部位の痛み73%、②発熱(37度以上) 73%③倦怠感87%④頭痛53%でした。幸い接種2日後にはほとんどのスタッフが解熱しました。翌日の仕事などはセーブまたは休暇としたほうが無難かもしれません。

一刻も早く、新型コロナワクチンを多くの方が接種できるよう、スタッフ全員で尽力させて頂きます。診療の合間での接種となりますので、待ち時間が長くなる可能性もあります。ご理解・ご協力のほど、よろしくお願い致します。

新型コロナウイルスワクチン集団接種

5月16日(日)に熊の前小学校で、新型コロナウイルスワクチンの集団接種があり、当番医として勤務してきました。
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梅雨入りも発表され、雨で足元が悪い中でしたが、たくさんの高齢者の方が接種にみえました。

幸いアナフィラキシーなどの重大な副反応が起こることなく、無事に終えることができました。

当院では、5月24日から接種を開始する予定です。ワクチンを保管する冷蔵庫はすでに設置できており、ワクチンが20日に届くのを待つのみです。
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たくさんのお問い合わせをいただいており、予定を前倒しして、先週末から予約受付を開始しております。現在は、6月2週目からの予約が可能です。接種をご希望の方はご連絡ください。

痛みの少ない大腸カメラ


大腸は、長さ、たわみやすさ、ねじれやすさ、屈曲具合、癒着の程度など千差万別です。

当院では、各々の腸の形状にあわせて、軸保持短縮法と呼ばれる挿入方法を基本にして、水浸法や二酸化炭素による送気を使うことにより、苦痛が少ない大腸カメラを実施しております。さらに鎮静剤を使い、眠った状態で検査することにより、大腸カメラによる痛みがほぼゼロになります。

軸保持短縮法とは、腸がたわむことがないよう、腸のヒダを少しずつたぐりよせるようにカメラの先端を進め、まるでアコーディオンの蛇腹のように腸をたたんで、たわみがない状態でカメラを挿入する方法です。

勤務医時代から消化器内視鏡専門医として多くの大腸カメラを実施してきました。老若男女、様々な大腸を観察してきております。腸の調子が悪い、また便潜血陽性等で大腸カメラ検査を受けたい方はぜひ当院にご相談ください。苦痛の少ない大腸カメラをお約束します。

https://blog.hatena.ne.jp/kumanomae-fc/kumanomae-fc.hatenablog.jp/edit?entry=10257846132627151027

新型コロナワクチンを接種しました

先日1回目のワクチンを接種しました。私を含め当院スタッフは、ジャパン藤脳クリニックで施行していただきました。スタッフ全員、今のところ大きな副作用はありません。接種した部位に痛みがありましたが、数日で改善しました。
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名古屋市では高齢者への接種券が配布され、問い合わせが急増しています。ワクチンは5月に配送される予定ですが確定ではないため、まだ予約の受付ができません。保管用の専用冷蔵庫はすでに設置できているため、ワクチンが届き次第、接種が開始できる予定です。

集団接種の予約が取りづらい状態ですが、当院を含め接種可能なクリニックに対して、ワクチンが配給されます。焦らずにお待ちいただけたらと思います。